
本書は年始頃に読み終わっていました。何だか最近読み終わってからしばらくしてからその本について書くことが多いですね。
こないだ、Perl はラクダ本、JavaScript はサイ本というように言われるのに、この本は言われないねと話していました。ちなみに ハチドリ だそうです。プログラミング PHP も表紙は鳥で、~本と呼ばれるのを聞きませんが、鳥だとそれぞれの区別が付きにくいからとかありそうです。ちなみに 初めての Ruby はキリン本と言われているのをたまに聞きます。
本書は今まで読んだ Ruby 関連書籍の中で一番 Ruby の仕様について詳細な本でした。対比してばかりですが、ラクダ本がユーモアたっぷりな本であるのと対称的に、あまりユーモアを交えない固い文章も特徴かと思います。
ちなみに、本書の現著者はサイ本と同じ、David Flanagan 氏です。訳者はそれぞれ異なるのですが、両方とも固い文書になるのはきっと原文がそのような文だからなのだろうなあと思っています。
個人的に Ruby は今までになく言語自体にも関心を持って勉強している言語ですので、普段の実装の際にはどうでも良いようなことが結構気にかかります。その際に本書を読んでいて、配列、ハッシュ、クラスメソッド、lambda、proc あたりはかなり力を入れて読み、勉強になりました。
また、本書を読んで会社内で議論が出来たり、分からないところを聞けたり、そういう意味でも良かったです。
Ruby の特徴である、ブロックやイテレータの仕様はあまり理解しないでも便利に使えてしまうため、あまり仕様を理解していないという人も多いと思いますので、一度興味を持って読んでみるのは面白いと思います。
珍しいなとは思ったのは訳者注の多さです。訳者である卜部さんは初期からとても Ruby に貢献されているということで、仕様については人一倍詳しいと言うことだと思います。これは日本版ならではのありがたい点ではないでしょうか。
他には、現在 Ruby は 1.8 系から 1.9 系への移行期ですが、1.8 と 1.9 の違いには度々触れられており、違いが良く分かっていない私にはありがたがったです。
今は メタプログラミング Ruby を読んでいます。中級技術者向けと書かれています。一応理解できている私はやっと中級者になれたかと思い、ちょっと嬉しく思いながら読んでいます。