2013/02/24

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK を読みました

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
4798129712

デブサミ2013の会場で少し立ち読みして「これは使えそうだ!」となって買った SCRUM BOOT CAMP THE BOOK を読み終わりました。
著者の方々が以前から存じ上げている方々ということもあり、デブサミ会期中に著者全員のサインも頂けました!



本の内容は、とても実践的な内容がほとんどを占めています。基礎編は最初のうちにさっと終わってしまい、あとは漫画と共に語られるプロジェクトが直面する困難、課題に向けての解決、対策、考え方を学んで行くという形です。
私は以前からスクラム、アジャイル的な開発を実践したく、色々と取り組んできましたが、この本を読んで「これあるわー」とか「今これ困ってるわー」とか、実践すれば必ず当たるような問題が多く書かれており、それらに対して「なるほどこういう風に考えるのか」とか、「やはりそうあるべきだな」と思わされる解決策が載せられています。まさしく著者の方々が現場から生まれてきた問題に対し、実践されてきたであろうことが書かれており、ある程度実践している身ながら何度も勉強になるなーと思わされました。

経験者でも勉強になる、という話を書きましたが、現在スクラムを実践されている方たちだけでなく、これはこれからスクラムに取り組もうとするチーム、さらにはその周りの方々みんなに読んで欲しいと思いました。本書にはプロダクトオーナーはどうすべきか、ということも書かれており、おそらく開発メンバー以上にスクラムになじみがない人がされるであろう人にもオススメできます。
すごく平易な言葉遣いでわかりやすく書かれており、スクラムを組んでチームで開発するとはこういうことなのだ、とすっと理解してもらえると思います。またこの本で興味をもってもらい、スクラムの導入に結びつけるいいきっかけにでもなるのではと思います。

本書に書かれていたとおり、本書内で振り返りのことには触れられていません。私は振り返りにも悩むことが様々あるので、是非語り残されたこともいつかまとめて本にして欲しいなあと思っています。よろしくお願いします!

とりあえず私は会社で本書を揃えてもらい、チームで読書会をして意識、知識を揃えていきたいと思っています。

2013/02/11

東京Ruby会議10で発表してました

昨日は東京Ruby会議10の3日目が行われましたが、本来の?開催日であった1/13に、「Jenkinsと分散ビルド」という内容を発表していました。

当日使ったスライドはこちら。



しかしこのスライド、一番大事な見せたい部分はビデオにしてあるため、このスライドでは肝心な部分が分かりません。
そこで Keynote の動画書き出し機能を使い、Dropbox のパブリックリンクで公開しているものがこちら。

https://dl.dropbox.com/u/14093952/distrubuted_build_with_jenkins.mov

Macでしか試していないので、Windows だとどんな感じになるかは分かりません。

3日目の懇親会から帰ってきて、そういえば発表を形に残していなかったと思い、改めて記録にした次第です。思い出させてくれた発表に感謝。めっきりブログ書かなくなった久しいですが、自分が発表した時くらい書いておくと、自分用メモとしても、誰かがこいつどんな人だろうと調べてる時にも役に立つのではと思うので、こういう時ぐらいは忘れず形にしたいものですね。既にもういくつもどこかで発表した何かが思い出せなくなっていますが…

2012/09/29

入門Jenkins を執筆しました。

入門Jenkins―実践「継続的インテグレーション」
4798035300

9/25に、執筆した本である 入門 Jenkins が発売されました。まず、無事に出版できたことに共著者の太田さん、竹内さん、末広さんと秀和システム様、レビューをはじめ我々を支えて下さった方々に感謝いたします。

私は本書で Rails を Jenkins 上でビルドする際にできることあれこれを順に解説していく流れを執筆しました。順を追って、環境を構築するのにこの通りにやればできる、というものを書くことによって、より実践的な Jenkins を知っていただくことを念頭に置いて書きました。特に、分散ビルドにこれほどページ数を割いてある本は本書が初だと思っています。

これまでの Jenkins 解説書は Java の例に用いるものがほとんどで、他言語での活用の例はほとんどなかったと思います。Ruby, Perl での活用例を載せている本書は、その意味で Jenkins 解説本のなかに一石を投じるものに慣れればと思っています。本当は PHP についても書きたいぐらいだったのですが、それは諸般の事情で無理だったのでまた何か別の機会があれば書かせていただこうと思っています。(オライリーの訳されていないPHPとJenkinsの本とか訳してみたい。)

先で少し触れたように、本書では Ruby, Perl での活用例の他、Android 開発における活用法と、Gerrit という Android 開発で使われている Google 製コードレビューシステムとの連携の例も載っています。Android についても活用例は他に少ないと思われますが、Gerrit については全体の情報量が少ないのもあり、さらに貴重な日本語の情報となると思います。
弊社では Gerrit を活用していますが、非常に優れたコードレビューシステムの一つです。しかし、情報量の少なさが取っつきにくさに拍車をかけていると思っていました。本書の存在が Gerrit の普及に役立つのではと期待しています。

以上のように、Jenkins の本はいくつか出ている中、本書 入門 Jenkins は活用に重点をおいて書かれた非常に前のめりな本となっています。Jenkins のことはなんとなく分かっているけどどう使えば良いか分からないという方に特にオススメいたします。
また、PHP や Python 、他のコンパイル言語などの場合についても、使用プラグインの差こそあれ、ビルドの流れ、ビルドパイプラインや分散ビルドの方法は共通して使える技術です。ぜひ実践的な解説をした本として本書が活用されればと思います。